ニーズは
大学・産業界の幅広い分野にわたります。
国内最大の放射光施設であるSPring-8では産業利用割合が20%を超え、毎年180社、のべ2,600人もの研究者・技術者が利用しています。 一方、産学連携の進歩で、企業の要望、産業界のマーケットは拡大し、SPring-8ではニーズをカバーできなくなっています。
そのため、SLiT-Jには、先端科学を製品化と直結する施設利用のための一貫したリソース・マネジメント、夏期の長期稼働停止の廃止による機動性の確保などが強く求められています。
現在、放射光施設を利用していなくても、近い将来、国際的な競争の中で放射光施設による技術開発が不可欠になってくると考えられます。
参考リンク:文部科学省 平成26年度科学技術試験研究委託事業 東北大学受託 「次世代放射光施設に関するニーズ調査」報告書(平成27年3月報告)
経済効果は
設置後10年で
- 生産誘発効果:3千2百億円
- 雇用創出効果:1万4千人
と試算されています。
東北大学大学院経済学研究科 林山泰久教授の試算「東北放射光施設による経済波及効果の計測」 (平成24年10月)

SPring-8活用事例から考えられる産業活用のマーケット


文部科学省 平成26年度科学技術試験研究委託事業 東北大学受託「次世代放射光施設に関するニーズ調査」報告書(平成27年3月報告)より 健康医療、材料研究分野におけるニーズ等


文部科学省 平成26年度科学技術試験研究委託事業 東北大学受託「次世代放射光施設に関するニーズ調査」報告書(平成27年3月報告)より 基礎科学、情報通信分野におけるニーズ等